5月14日(木) 13:40 - 14:10
スポンサー 中級者

サンプリングは「作る」のか「使う」のか?分散トレースのコストと運用を両立する実践的戦略

提供: グラファナラボ日本合同会社
分散トレースは本番環境の可視化に不可欠ですが、データ量増大に伴うコストや基盤負荷が大きな課題となります。解決策としてテイルベースサンプリングが有効ですが、自前運用には特有の技術的難所が存在します。本セッションでは、OpenTelemetry Collectorを用いた「実運用に耐えうる」サンプリング構成を解説します。gRPCの負荷分散制約を考慮したルーティング設定や、KubernetesでのStatefulSet活用など、具体的な実装パターンとデモを交えて詳しく解説します。 一方で、オブザーバビリティ基盤自体の運用保守が、本来の「サービス改善」の時間を圧迫するという側面も無視できません。そこで、DIY構成の知見を整理した上で、本番環境におけるもう一つの有力な選択肢として、マネージドサービスによるサンプリングアプローチについても考察します。サンプリングを自ら「作り込む」苦労と、機能として「利用」する利便性の双方を比較検証し、変化の激しいクラウドネイティブ環境において、自社に最適な基盤を選択するための判断材料を共有します。

スピーカー

Yoshi Yamaguchi
Yoshi Yamaguchi
Grafana Labs Staff Developer Advocate
グラファナラボ日本合同会社スタッフデベロッパーアドボケイト。Grafana CloudとGrafanaスタックの普及と技術支援を担当し、特にオブザーバビリティ、SRE、DevOpsといった領域を担当。OpenTelemetryやGoのコミュニティの支援も活発に行っている。「入門OpenTelemetry」「SREをはじめよう」「効率的なGo」「SLO サービスレベル目標」「オブザーバビリティ・エンジニアリング」翻訳、「SREの探求」監訳をはじめ、技術書の翻訳に多数関わる。