5月14日(木) 17:40 - 18:10 Cloud Native Track A
Cloud Native 中級者
クラウドネイティブDBはいかにして物理制約を克服したか? 〜進化の歴史から紐解く、スケーラブルアーキテクチャの設計指針〜
クラウドネイティブなデータベースへの進化の歴史は、そのまま「分散システムにおける物理制約との戦い」であり、スケーラブルなシステム設計の最高の教科書です。
従来のRDBMSはコンピュートとストレージの密結合が限界を生んでいました。これを打開したAmazon Auroraは、「THE LOG IS THE DATABASE」の思想で分離でスケーラビリティを、
Google SpannerやNewSQLは、TrueTime APIやPaxos/Raftの分散合意アルゴリズムで分散環境の強整合性を獲得し、トレードオフとしてレイテンシーを犠牲にしました。
個別の要素技術や論文は知られていても、「どのような課題を乗り越え、結果としてどのようなトレードオフを選び現在に至ったのか」という全体像は意外にも体系化されていません。
本セッションでは点在する論文や技術仕様を線で繋ぎ合わせ、巨大な分散システムがいかに物理制約を克服してきたかDeep Diveします。「なぜスケールし、何を犠牲にするのか」この理解はDB選定の枠を超え、マイクロサービス等あらゆる分散システム設計の指針となるはずです。